教皇選挙を見てきました。
折しもローマ教皇フランシスコが逝去されたせいで、思わぬロングランになっているのか?ヒットになっているのか?
気になったので行ってきました。
ミステリ仕掛けというか、ナゾときっぽい話らしいとは聞いていたのでいつも通り。
精いっぱいネタバレを見ないように事前情報を摂取しないよう注意をしていたので、
ラストは十分驚いた。
Geminiちゃんに出してもらったあらすじです。
映画『教皇選挙』は、教皇の崩御を受け、後継者を選ぶコンクラーベが舞台。議長を務めるローレンス枢機卿は、分裂を防ぎつつ新教皇を選ばねばなりません。有力候補がいる一方、枢機卿たちの思惑や過去、権力闘争が渦巻く中、投票は難航。ローレンス枢機卿は調査中に教会の根幹を揺るがす秘密を知ります。信仰と野心、秘密と策略が交錯するコンクラーベで、果たして新教皇は誰になるのか。そして、枢機卿が知った秘密とは?閉ざされた空間での緊迫感と人間ドラマが描かれます。
衣装やバチカンの映像にも期待高まりつつ
映画が始まったころには「バチカンに行きたくなったらどうしよ~」とか胸を高鳴らせていましたが。
衣装は相当いい感じ。舞台はバチカンはほぼ映らず。引きの映像がほぼなし。群衆等も映らず、狭い部屋と枢機卿たちが宿泊している施設との往復のみで。
迫力はイマイチ見栄えのしない映画だった。
もっとバチカン、システィナ礼拝堂。
迫力あふれる映像が見たかったな。
テーマがテーマだけに、理解ができなかったらどうしようと少し心配していたけれど。
分かりやすいストーリーと現時点ではファンタジックなどんでん返しの結末。
たしかに、アカデミーの脚色賞受賞と言われたら。まぁ、そんな感じ?
テーマのわりにお金かけずに作れたのではないかというすっきり感あふれる映像とわかりやすすぎるストーリーでした。
この感想を書きつつ調べたら。西部戦線異状なしの監督と同じ方だった。
ネトフリのあの映画はBGMがむちゃくちゃ秀逸だったけど。教皇選挙は音のせいで緊張感がたかまりまくるということもなく、味が薄め。主人公のローレンスさんの鼻息ため息がかなり協調された音になっていて気にはなったけど。あんまりそんなに聞きたい音でもないなって思いながら聞いてた。
dottarabattara47.hatenablog.com
ストーリーは一定のおもしろさ。
薬屋のひとりごととか、なろう系の軽い読みものでも読んだような。そういう実際の背景にはあまり注意を払わず制作の英米(原作小説はイギリス人)の価値観を常識として持っているような枢機卿が描かれ、実際世界との常識との乖離に悩めるような描写も皆無。
現実にもこのようなご意見の枢機卿たちが大勢を占めているのであれば、外の世界との折り合いも問題なさそうだねという感じで。悩ましいことがなかった。
ミステリとしてまとまってるな~と感じた。
結末には一定の驚き。なので見るならネタバレに最新の注意は払わないと見に行く価値がなくなってしまう・・・と思えるほどにテーマの割にやっぱ映像がチープ。
ネタばれると、罪を犯したわけではないけれど原則にのっとれば許されるのか?と少し判断に迷う。
両性具有のポッと出の若い枢機卿が選出されるというお話でした。
そんな彼に投票してしまう枢機卿の皆様の善良な心と今現在の世界との折り合いには拍手。
最初から、シスターたちに光が当たっているなと思える作りだったけど。
女性大活躍でした。
実際のローマ教皇庁でもいつか、女性が枢機卿になって、果てはローマ教皇になれる日は来るのだろうか?
悲しいけど、まだまだリアル感はない。この地位にまで女性が入り込める日は来るのだろうか?鍵は世界平和だと思っています。