文句ばっかり言ってるくせに、実は昨日のパウル・クレーが楽しかったので。モネにも行ってきました。
好きなのはクレーだけど、名声が高いのはモネの方で。どっちも行くのは贅沢かな?と思ってクレーを選んだつもりだったけど。行ったら楽しすぎて。モネにも行ってしまった。
朝、10時半ごろ突撃で。GWの谷間の平日だからなのか?展覧会自体の動員数が減っているのか?空いてました。
最初から作品点数が少なそうな気はしていたのでかなりドキドキした。
学生だったころから何度も展覧会に足を運んだ京都市美術館。前はぎっちり展示があった場所は空白で、人も少なくて・・・でしたが。
作品数の少なさは致し方ないにしても、本家本元。フランスはパリのマルモッタン美術館から作品を運び込んでの展覧会。
60点ほどで2,300円はコスパ悪いなと感じるけれど。
テーマに一貫性はあるし、あんまりこちゃこちゃいわないでひたすらモネを見せてくれたのでよしとします。



ま~。どれも同じに見えるっちゃみえるけど(笑)
数多く並べてもらうと何とも言えずモネワールドに引き込まれます。同じ場所同じアングルで色違い?
心地よく浸ってきました。
一部、一室だけ撮影OKの部屋があって、取り放題のところがあった。


けど、一番気に入った絵はその中にはなかった。
みんながぱっしゃぱしゃしてるので落ち着かない感じの部屋だった。
日本人の心に訴えかけようと思ったのか?モネの庭にある太鼓橋の絵が並べてあるコーナーがあったけど。一番よくみるタイプのじゃなくて、もう絵になってない色だけの作品ばかりで。あまり心に来なかった。黒いなって。
今回、一番気に入ったのは入ってすぐのところにあった、モネが若かりし頃に旅行に行ったロンドンのチャーリング・クロス橋の絵。
気に入ったし、なにか記念品を買おうと思ったけど。ポストカードさえなかったです。
アマゾンにポスターがあったけど。同じ作品かは
【日本初公開】クロード・モネ《ジヴェルニー近くのセーヌ河支流、日の出》1897年
油彩/カンヴァス
ってのもそこそこ気に入ってグッズもあったけど。色合いが淡すぎて、小さいグッズにしちゃうとイマイチな雰囲気だったので。何も買わずに帰りました。
このページに掲載されているのだけど。開催期間が終わったらなくなっちゃうのかな?
昨日、文句垂れたれだった図録ですが。
こっちの図録は行けてました。出展されている作品の写真がしっかり納められていた。
とはいえ、母数が少なすぎて。なんとなく後から見るにもコスパが悪いかな(もともとがモネですからね。絵が好きじゃない人からしたら全部一緒の一言でしょう)と感じたので買わなかった。
クレーに比べて”愛"がそれほどないので、冷静笑
でも、図録は売れてましたよ。多分、クレーの図録は私が見た限りでは買ってる人なんていなかったけど。こっちはかごに入れてレジに向かう人がそこそこいた。
日曜のクレーよりはガサガサした雰囲気の中で鑑賞することになったモネ。
もっとでっかくて迫力のある睡蓮が見たいな~~~~と思いながら帰ってきた。
けど。趣味じゃない。愛がない。
みんなが好きなのは解ってるし、私も嫌いじゃないけど。愛でいうならクレーが数段上なんですよね。
楽しかった。けど。
なんだろう?やっぱり薄味。作品点数の問題と・・・
睡蓮だけがモネじゃないし。睡蓮はモネが老境に入って、動きづらくなってからの作品だと思うので。なんかやっぱ足りない感が。
睡蓮だけに絞るにしても、究極はここか・・・
あとはここ。
大きいはいいことだと思います。大作好きです。
でもな~最近よくやってるプロジェクションマッピングで投影する没入型アートっていうの。やっぱそれよりは画家本人が手掛けた大きさで観たいという気持ちがあって。
行ったことないんですけど。どうなんですかね? 大きいは大きいよね。