2014年。最初に阪急バレンタイン博覧会に行ったころより、おいしいチョコレート(ベルギーにかかわらず)が、たとえ安価ではなくても、買いやすい状態になってしまったのは間違いない。
あの混雑した阪急の会場に行ったところで、「あそこでしか得られないもの」がお買い物で得られるチョコレートではなく「体験込み」になっているとうすうすわかってたけど、がっつり感じる1日でした。
体験イベントの予約が取れて見に行ったらまだまだ楽しいだろうなとは思うけど。上手く予約が取れない。誰かと一緒に出掛けて楽しむというような満足度の底上げもせず、ただ私にとってはチョコレートのみが出かける価値基準なので。
来年からは、誰かといく、もしくはイベントの予約が取れていない場合はわざわざ出向く必要性が薄いと感じました。
そこで得られる「モノ(チョコレート)」そのものの品質やイメージよりも、そこで感じられる空気(お祭りムード)や体験に重きをおけないのなら阪急に出向く意味がないと感じた2024年です。
・・・
以下、実際に行ってきた感想というか日記?
平日休みをやりくりして行ってきました。土日は混雑が怖くて。
朝からなんも食べてなかったので、景気づけにまずは高級チョコ味のソフトクリームを摂取してからにしようと思い。
そこそこ常識的(10人くらい?)の列があったル・ショコラ・アラン・デュカスさんのソフトクリームを選びました。
600円前後くらいのつもりで並んだら、880円しました。しゃ~ない。
ピスタチオが乗っかってるやつだと1,100円。私はチョコレートを楽しみに来たのであって、ピスタチオはどっちでもいいので普通のを選択。
口に入れたら・・・なんかチョコの味が薄くて?
いや。夏に旅行先とかで食べるようなソフトクリームのチョコ味ならそんなにチョコレート味を求めているわけではないのですが。この時期に食べる高級ソフトクリームですから。体が求めているチョコレート量と明らかに差があるチョコレート味しかしなくて。しかも甘さが控えてあるのか?食べても味が薄いような?
???
がつ~んとチョコを感じるつもりなのに。いつまで経ってもチョコの味がしなくて。
なんだか酸っぱい味はする。
酸っぱい=フルーティ?
カカオの種類によっては酸っぱい系のチョコもあるので、そういう種類なのかなとは思ったけど。それにしたってチョコの味がしない。
むしろ、ワッフルコーンの方がチョコレート味でおいしい。
朝から何も食べてなかったせいもあり、ワッフルコーンをむさぼった感。
500円というよりは1,000円に近いソフトクリームを食べたのに、味がしないって感じたことにかなり茫然。
チョコ率が低いのか。攪拌が足りないのか・・・しょんぼり。
祝祭広場の階段に座って、イベントを見ながら食べてたのだけど。
丁度、フランス人のショコラティエの方がなにかお話をされているところでした。
名前も何もわからない。
同時通訳を黒人の素敵スタイル美人おねえさんがされていたのですが。
全然通訳できてない状態で。短いフレーズでショコラティエの方が切ってくれたらそこそこ訳せてるけど、興奮気味に長めにしゃべっちゃうとまったくもって訳せてない。
イケメンフランス人ショコラティエさんは元弁護士ってその同時通訳の人が言うんだけど。訳自体が信じられないし、訳がまずいせいで、熱くは語っているのだけど。意味が通り一遍のことしか伝わらず、どこかで聞いたよくあるショコラティエを目指した話。チョコレートづくりに掛けている情熱やその手間暇について語ってるみたいなんだけど。ほんまに元弁護士?
なまじイケメンなせいで、ほんとにこの人がチョコレート作ってるのかな?この人はイメージキャラクターみたいなもんなんじゃないかな?ほんとはむくつけきでぶでぶのにっこにこのチョコレート大好きなおじさんが作ってて、このイケメンは宣伝マンなのではないかと想像しながらソフトクリームを完食しました。
そのあと、会場を一巡りしたのですが。
完全に気分がDowner
テンション下げ下げ。
どの店も、去年を含め、過去にも見たし、新しいブランドもあるにはあるけど。
どれを買っても大差ないかな~って気分になってきた。
結局、何も買わずに退場。
10年以上、バレンタインデーには高級チョコレートを浮かれた気分でバカみたいに買って楽しむことを続けていましたが。
体調と空腹のせいでテンション下がっただけかな。
去年あれほどの情熱を傾けてタブレットを購入したボナチョコレートで去年と違うものを買うかとも考えたけど。
dottarabattara47.hatenablog.com
売り場もやすっちい感じのしつらえで、種類も少なくて。
アカンナコレって感じ。高いお金をはらってもいいわ~~~って浮かれ気分になれなかった。
ありゃ。経費節減?って感じ。おいてあるタブレットの量も去年の半分くらいだったのじゃないだろうか。
去年のブログにもぶつぶつ書いたけど。
かんきつジェットっていうオランジェを中心とした柑橘類を使ったチョコの売り場が今年もあったけど。やっぱりバラにすると売り切れで放置になる品物が多くて選ぶ楽しみが・・・。
同様の状態がチョコの焼き菓子コーナーで人気の高い物?入荷が少ない物?歯抜けの売り場をみるとまたテンションがさがり。
なにより。チョコの焼き菓子の最大の敵は。ミスド。
ゴディバコラボ(すみません。公式からいただいてきました)のドーナツがうますぎて。価格からみてもこれ以上においしいかどうかって考えちゃって。
1個300円以上もするし、結構重いので1回行くと1個づつ試しているけど。今日で3個目です。これ。ほんとコスパ良すぎ。ゴディバだったら1粒チョコのところを同じ価格くらいで食べ応えしっかりドーナツになっちゃってる。
チョコのフィナンシェもたくさん並んでいたけれど。これ以上を望めるのか?って考えてしまって。
手ぶらで帰ってきました。
misdo meets GODIVA
最高です。


今年の阪急バレンタイン博覧会は楽しみ切れなかったけど。
日曜日には伊勢丹オンラインで頼んだチョコレートも届くし。
ミスドはうまいし。
やっぱりバレンタインの時期は楽しいです。
義理チョコもやめて。しがらみからも脱却。
3回目はコレ。ドーナツ生地がかなりふんわり系でケーキに近い印象。先に食べた2個の方が評価高いです。お値段なりの幸せを頂き満足。
ミスド。バレンタインまでにもう一回買いに行くような気がする。
去年は鎧塚でしたか?実は、コーラのキャンペーンで当たったヨロイヅカのケーキがすこぶる安物でおいしくなかった経験があったので、ヨロイヅカには否定的。
でも、ゴディバはさすがです。高いけど、そのお値段なりの満足はくれるっていうブランドイメージを崩さず、しっかりミスドとコラボしたんだなって。
阪急がんばれ。
モノの価値と価格がふつうに全部比例して並んでいたら楽なんだけど。
イメージ的にはこんな感じ。円の大きさはブランド力(魅力)。
ま~。実際はそういうもんでもなくて、価値・価格・魅力は各メーカー入り乱れて。
2014年頃にはお金出して、混雑したデパートに出向けば、特別なチョコレートに出会えるって感じだったのが。今現在はブランド乱立。この時期にデパートで出くわすチョコレートブランドも国内外入り乱れて飽和。
なおかつ、普段スーパーで買えるようなチョコレートも少し余分にお金を払えば高級チョコとそん色のないおいしい品物もたくさんある。
ので、価値の底上げがブランドだけで補えなくて体験セットになっているのか。
と。ソフトクリームを食べつつ考えてたら鬱々してきたのでした。浮かれ騒ぎに載れなかった。
今週のお題「ほろ苦い思い出」